エッグドナーの自己負担額はあるのか
エッグドナーは基本的な経費については支払う必要はありません。
エッグドナーが卵子提供にかかわる諸経費として認められるのは、交通費や宿泊費、給与損失分の手当てなどを規定に従って領収書と引き換えまたは事前承認によって支払われます。
さらに、エッグドナーとして携わる中で受けるカウンセリング費用や医療費などは、卵子提供を受けたいと希望する夫妻の負担となるので、卵子提供をするに当たってかかった経費とみなされます。
さらに、契約を結んだ後のエッグドナーの渡航費や滞在費などはレシピエントがあらかじめ負担していることも多く、基本的にはチケットを渡されていて、自分が払っておく必要がないような卵子バンクもあります。
このほうが、飛行機の手配やホテルの手配の手間がなく、エッグドナーの負担は軽くなります。
さらに、卵子バンク側も、病院からのアクセスのよいホテルや、都合の良い時間に到着できる飛行機などを手配できるので、多くの場合エッグドナーが飛行機やホテル代を支払っておくようなケースはありません。
ちなみに、これらの費用は違反をせず、採卵まで至った場合は必ず支払ってもらえるので、卵子提供によって妊娠に至らなかったり、採れた卵子の数が少ない場合でも、きちんと支払われます。
ActOneではエッグドナーに登録の際にもきちんと説明がありますので、ご安心ください。
ただし、現地での観光ツアーに参加する費用や、レストランでの食事費用などは、基本的に自己負担となります。
さらに、お土産や免税店でのお買い物費用もすべて自己負担です。これは当然といえば当然ですが、卵子提供の為に必要なことではなくあくまで楽しむための費用ですから、このあたりは自己負担となることを覚えておきましょう。
さらに、領収書がないと請求できないケースもあるので、エッグドナーとして活動する為の交通費などの領収書は必ず取っておきましょう。
さらに、エッグドナーとしての役割を果たさず、契約に違反した場合は、卵子提供の為にかかったそれまでの費用なども、自己負担しなければならないので、注意が必要です。
エッグドナーとして責任のある行動をとり、採卵に無事至れるように努力しましょう。
契約違反となる項目には卵子バンクによって異なりますが、病院に遅刻したり、病院の診察を受けに来ないなど、採卵の為に必要な時に役割を果たさないことは、契約の違反となりますし、違反内容によっては採卵自体もできません。
このような違反があった場合には、それまでにかかった費用も請求できない場合があります。