エッグドナーについて
エッグドナーとは
世の中には様々な原因で赤ちゃんを授かることができないご夫婦がたくさんいます。
年齢や原因は様々でも、幸せな家庭を築いて自分たちの赤ちゃんを授かりたいという思いは共通です。不妊治療を行っているご夫婦は日々心を痛め、苦しんでいるのです。
そんなご夫婦のためにあなたができることがあります。
それはエッグドナーという方法です。
エッグドナーは不妊に悩んでいるご夫婦が赤ちゃんを授かるために、重要な役割を果たします。エッグドナーはご夫婦のために体外受精の際の卵子を提供します。
体外受精とは男性から採取した精子と女性の卵巣から採取した卵子を顕微授精させて培養し、できた受精卵(胚)を着床させて妊娠・出産する方法です。
エッグドナーの方には、その健康で優良な卵子を提供していただき、受精卵をつくるための治療にご協力をいただきます。
エッグドナーの方には卵子の採取を行うまで、ピルによる生理サイクルの調整、排卵誘発剤の投与が行われます。排卵誘発剤には頭痛、腹部の膨満感、生理前のような不快感を感じたりする副作用が出る場合もあります。
まれに卵巣過剰刺激症候群(OHSS)と言って、卵巣が過剰に反応して腫れたり、腹水がたまるような症状がでることもあります。
エッグドナーの方の負担を軽減するために
こうした副作用を最小限に抑えるためにも、Act Oneでは非常に技術の高い優秀なクリニックと提携しております。
高度な技術とホスピタリティをもった医師がエッグドナーの卵巣をチェックしながら、薬の効果、卵巣への刺激の状態について確実な判断ができるようにきめ細やかな対応を行っています。
またドナーさんの状態を常に把握するために、Act Oneではエッグドナーの方々に対して、万全のサポート体制をしいて医師とのコミュニケーションを十分に行うことができるように努めています。
エッグドナーとしてご協力を申し出て下さったみなさんに安心して卵子提供プログラムにご参加いただき、その意義、そして不妊治療で辛い思いをされてきたご夫婦からの感謝を感じ、Act Oneでエッグドナーに協力してよかったと思っていただけるよう力を尽くしてサポートいたします。
エッグドナーが必要な方の不妊とは
どんなに望んでも赤ちゃんに恵まれないご夫婦が多くいらっしゃいます。
その原因は様々です。
若くてもご自身の卵子を作り出すことができない、妊娠に適する年齢を過ぎてしまった、または、男性不妊の場合もあります。
日本では6組に1組の夫婦が何かしらの不妊治療を経験していると言われています。生殖補助医療を行うクリニックも世界で最も多くなっており、「不妊大国」であるのです。
不妊の原因は様々です。
ターナー症候群を含む早発卵巣不全といった排卵機能に因子があるもの、卵管、頸管、子宮、免疫等の因子によるもの、そして「原因不明」の不妊があげられます。
原因不明、とされる不妊の中には「卵子の老化」によるものも含まれます。
個人差もありますが、妊娠する力=妊孕力(にんようりょく)は34歳を堺に急激に低下していきます。
35歳以降の出産率の低下は高度生殖補助医療を用いてもなかなかカバーすることができないと考えられるのです。
現代社会においては晩婚化がすすみ、初婚年齢の平均は男女共に30歳前後と言われています。
この平均年齢は年々上がる一方のようです。
これは女性の妊孕力の急激な低下が始まるまでにあまり時間がない、ということをも意味します。
晩婚化の要因には女性も仕事を持ち、キャリア形成をしていく上で結婚と出産のタイミングをはかることが非常に悩ましい問題であることも伺えます。
また、「卵子の老化」による不妊についての啓蒙が行われてこなかったことにより男女共に、
「結婚すれば赤ちゃんを授かれるだろう」
「生理があるうちは妊娠できる」
「不妊治療さえすれば妊娠可能」
といった漠然とした意識を持っている人が多かったのです。
卵子の老化や卵巣機能の低下=実年齢に沿ったもの、とは一概には言うことができず、年齢が若くとも早期閉経となる場合もあります。
卵子の数、というものは生まれた時から決まっており、年齢と共に減少していきます。
生まれた時には200万個ほどあると言われる卵母細胞は40代以降では5,000個以下となり、閉経となる頃にはそのほとんどが卵巣からなくなってしまいます。
卵巣内の卵子数チェックの必要性
どのくらいの卵子が卵巣内に残っているかを予測し、卵巣の予備機能をみる検査があります。
AMH:アンチミュラーリアン・ホルモン=卵胞の発育過程において分泌されるホルモンを測る検査です。
年齢別に基準値が設定されており、その数値と照らし合わせることで自分のもつ卵の数が実年齢に対してどうなのかをみることができます。
この検査ではストックされている卵のおおよその数、はわかりますが、それが「妊娠に適している質」であるかどうかということとは別の問題となります。
ただ、早期閉経の可能性を探るための有益な検査といえます。
ライフプランを考える上での指標となるでしょう。
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