エッグドナーの2回目経験で注意する点は?

                                                                                                  

2回目のエッグドナーご協力者様

エッグドナーが2回目の卵子提供で注意したい点をいくつかご紹介しましょう。

エッグドナーをすでに体験しており、もう一度したいという想いでエッグドナーになるのは問題ありません。

ただし、初めての卵子提供の際とは異なり、いくつか問題がある場合もあります。
前回上手くいったからといって、2回目も何の問題もなく採卵できるかどうかは、100%ではないということを覚えておきましょう。

例えばOHSSを初めての時には発症しなかったのに、2回目では発症してしまうケースもあります。

OHSSとは「卵巣過剰刺激症候群」のことで、通常であれば5センチ未満の臓器である卵巣が、大量の卵子を育てることで膨れ上がり10センチなどに膨れることで腹水や胸水、嘔吐や不快感などにつながる症状のことを意味します。

OHSSになる場合というのにはある程度傾向があり、体質ともされているので、ほとんどの場合1度目のエッグドナー経験でならなかった人は、かからない場合が多いです。

しかし2度目の卵子提供プログラムで、卵巣を刺激する為に投与するホルモン剤の量を増やされている場合などには、前回はOHSSにかからなかったとしても、今回はかかってしまう恐れがあります。
1度目の卵子提供の際に卵巣刺激をする「排卵誘発剤」にある程度慣れてしまうと、その分少し強いホルモン剤を投与したりする場合があります。

その場合は、前回よりも卵巣へ刺激が強く伝わるので、OHSSになってしまう可能性があるのです。

さらに、2回目以降エッグドナーになる場合は、排卵誘発剤になれてしまっていて、前回ほど卵子が採れない可能性があることも、覚えておきましょう。

人間の体は体内に劇的な変化やバランスの乱れが生じたときにはそれに対応しますが、しばらくそれが続くと慣れてきます。
「排卵誘発剤」は強い効果を持ったホルモン剤ですが、それに子宮や卵巣、体が慣れてくると、卵子を必要以上に育てないような体質になる可能性もあります。

そうなった場合、前回は15個採れた卵子が10個などに減ってしまうケースもあります。

さらに、2回目の卵子採取が1度目からあまり時間的に空いていない場合、卵巣の機能が万全でない可能性があり、卵子採取の個数やタイミングなどに若干のずれが生じたり、排卵誘発剤を症状によっては途中でやめなければならないようなケースもあるようです。

エッグドナーは、このようなケースがあることも念頭に置きつつ、2回目の卵子提供プログラムに参加するようにしましょう。

ActOneではこのような2回目のエッグドナーの方へもご相談を親身にお応えするよう心がけ、不安なくエッグドナーのお仕事ができるように努めています。