エッグドナーとは、英語名をそのまま略して分かる通り、「エッグ=卵子」「ドナー=提供者」、つまり卵子の提供者のことを指します。
臓器移植などで聞かれることの多い「ドナー」という言葉ですが、実は卵子を提供するドナーもいます。
提供した卵子は、もちろん受精を試み、見事受精卵となった場合に、不妊治療をしている女性の子宮内に戻され、不妊治療の為に使用されます。
しかし、なぜ不妊治療をしている女性本人の卵子では体外受精させられないのでしょう。
これには女性の卵子の特徴が大きく関係しています。
男性の精子は、毎日作られているので、特に「どんどん古くなって質が悪くなる」ということはありません。
しかし、女性の卵子は毎日作られているのではなく、実は胎児の頃から持っているものが順番に育って排卵されているのです。
つまり、20歳で排卵した卵子も、40歳で排卵する卵も同じ時期にできた卵なのですね。
ここで良く見るスーパーの鶏の卵を考えてみましょう。
日にちが経つとどんどん質が悪くなり、食べられなくなりますよね?
これと同じように、卵巣内にあった場合でも、卵はどんどん歳をとるので、20歳で排卵した卵は作られてから20年経っている卵子であり、40歳で排卵する卵子は40年経っている卵子となるのです。
質が低下した卵子は、受精が難しく、また仮に受精はできても、着床までたどり着けないなど、機能の低下により不妊に陥る場合があります。
これ以外の理由でも、先天的な原因で卵巣に機能不全があったり、卵巣がんで卵巣を摘出していたりして排卵できなかったり、排卵するまでに卵を育てられない場合があります。
さらに、30代40代での早期閉経によって、すでに排卵がない女性の場合も、卵子の提供を受けない限りは、基本的に妊娠は不可能です。
卵子に何らかの理由があり、受精ができないなどの困難がある不妊治療女性は、自分の卵子が使用できないので、他の女性から卵子をもらうしかありません。
女性として赤ちゃんを授かりたいという自然な希望を叶えるためにも、エッグドナーが提供した卵子がとても重要で、今まさに望まれています。
ActOneはまさにそのお手伝いをさせていただく、エッグドナーと夫妻の架け橋です。
今まではあきらめなければならなかった妊娠も、今ではエッグドナーが見つかれば、妊娠が叶う可能性がある女性がたくさんいます。
エッグドナーとは不妊に悩む夫妻が最後にたどり着く希望なのです。
もちろん卵子を提供されてすぐに妊娠とはいかないこともありますが、少なくとも大きな希望になるのです。