ハワイエックドナープログラム体験談
エッグドナーについて
エッグドナーについては元々知っていたわけではなく、たまたまネットサーフィン中に見かけたのがきっかけでした。
不妊に悩むご夫婦に自分の卵子を提供するというのは衝撃的でしたが、そこまで強く子供を望んでいるのに授からないご夫婦がたくさんいるという不公平さが辛くなり、私でも協力可能かいくつかのエージェントに問い合わせをすることにしました。
アクトワンさんを選んだのは設立間も無い会社のようでしたが、どこよりも早くとても丁寧なお返事をくれたので決めました。
登録をしても選ばれなければドナーにはならないですし、少しでもレシピエントさんの選択の幅が広がれば…という思いで登録したので、ドナーとして決まった時は驚きました。
実際にブライダルチェックを受け、ピルの服用を開始し、ドナーであることを少しずつ自覚しながら数カ月を過ごしていくと、少しでも状良い卵子を提供したいと思うようになり食生活や睡眠時間などかなり気を使うようになりました。
渡航してからは事前に聞いていた通り毎日決まった時間に注射をするのですがとても怖かったです(笑)
注射が苦手なので、慣れたのはほぼ最終日に近い10日目くらいでした(笑)
細い針ではありますが針なのでそれなりに痛いですし、薬の注入箇所が血管ではなく脂肪なのでぷっくりと圧迫されるような違和感がありました。
私の場合副作用が比較的強めに出たので吐き気と気持ち悪さがありましたが、レシピエントのご夫婦のことを考えると頑張れました。
卵子の成長が遅く、採卵が当初の予定より1日遅れたときは焦りましたが採卵日を決める診察の際に「エクセレント」と言われた時はホッとしました。
ハワイのクリニックの院長はネットでとても評判が良かったし、採卵前の準備中に顔を出して声をかけてくれたので採卵は意外と怖くなかったです。
初めての全身麻酔は怖かったですが手術室で看護師さんとおしゃべりをしている間に寝てしまい、起きたら採卵はあっさりと完了していました(笑)
採卵後も特に出血も痛みもほぼなく、看護師さんから「採卵のために子宮を大きくしているので、それが小さくなる時に痛むから体調の良いうちに早めに帰国してしまったほうが良い」と言われ、採卵の翌日、当初の予定通りの帰国となりました。
採卵翌日の帰国で大丈夫なのか不安でしたが、帰国した翌朝にお腹が痛くなったので大正解の帰国のタイミングでした。
採卵まではもうとにかく不安でしたが、26個の卵子が取れたと聞いた時はすごく嬉しくて今までの大変さは全て吹き飛んでしまいました。
誰でも出来るわけでなくいつでも出来るわけではないこの経験は、私にとってとてもかけがえのないものです。
もしまた選んでいただくことがあれば、ご協力させていただきたいと思います。
クリニックについて
クリニックについては不妊治療専門のクリニックでとても有名なところだったので採卵に関しては何の心配もありませんでした。
対応も日本人の看護師さんなのでコミュニケーションに困ることもありませんでした。
自己注射の説明に関しては、てっきり1回目は看護師さんと一緒に打って2回目から1人で行うと思っていたのですが、そうではなく朝の診察時に口頭説明を受けてその日の夜から1人で行うといったものだったので録画しながら聞くことをおすすめします。
現地スタッフの対応について
アクトワンさんからは「ハワイ、楽しんでくださいね」と言われていたものの卵子が順調に育ってくれるか不安で、実はあまり楽しむ気にはなれませんでした。
でも、現地のスタッフさんがとてもさっぱりとしたとにかく明るくパワーのある女性で「せっかく来たんだから楽しみなよ!」と、偶然看護師のお仕事が休暇だったこともありガイドブックに載っているお店に連れて行ってくれたりドライブに連れて行ってくれたりとかなり気遣って頂きました。
ドライブにはペットのワンちゃんたちも一緒に来てくれ、とても癒やされました。
弊社の全般的なご対応について
アクトワンさんはとてもマメで真摯に対応してくれます。
ドナーに選ばれた際に、できるだけレシピエントのご夫婦のご要望に応えておきたいと思い、食事などにこだわりはないかなど確認してほしいと伝えたところ、ご夫婦のご要望をしっかり教えてくれました。
ドナーの契約の際には社長さんも同席され、卵子提供や不妊治療についての熱い想いも聞くことが出来ました。
ドナーとしての役目が終わった帰国後も、卵子がきちんと受精したようだと教えてくれてアクトワンさんの気遣いがとても嬉しかったです。