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アメリカではエッグドナー登録が多いです

                                                                

アメリカでのエッグドナー

アメリカではエッグドナーへの登録が盛んに行われています。

日本と異なり、エッグドナーや卵子提供に対して、積極的なアメリカの背景には、次のような理由があります。

まず、アメリカでは卵子提供に関する法整備が整っていて、安心して卵子提供ができる環境が整っているので、需要も供給もバランスが取れている為です。

アメリカでは卵子提供の医療技術が進歩する一方で、卵子を原因とした不妊も増えている背景から、積極的に国による法整備がなされてきました。

これにより、卵子提供プログラムに関する理解も深く、アメリカに住む人の中にも積極的にエッグドナーになろうとする奉仕精神の旺盛な女性が多く見られます。

一方で、アメリカは技術的にも信頼が厚く、世界各国から卵子提供を求めて不妊に悩む夫妻が訪れます。
その為に、エッグドナーを求める需要も多ければ、エッグドナーに登録する供給も多いのがアメリカの実情なのですね。

さらに、アメリカはもともとキリスト教国家ですから、他人に対する奉仕の精神が厚い国です。
日本はどちらかというと家族間のつながりを大事にする教えが多くを占めています。

家族同士のつながりが深いものの、他人に対しての閉鎖的な考え方があるのも事実です。

一方で、アメリカは他人に対しての奉仕が盛んに行われており、ボランティア活動なども日本よりも多く行われています。
このような奉仕の精神で、卵子の問題によって困っている夫妻に対して、卵子提供を行う奉仕の精神が、アメリカには深く根付いているのですね。

さらに、卵子バンクに登録するだけでなく、実際に友人夫婦が不妊である場合などに、友人として卵子を提供するようなケースも、アメリカでは自然に見られる光景です。

その上、世界的に見てもトップレベルの卵子提供による不妊治療技術を持った国であることが、アメリカでのエッグドナー登録の多さの理由ともなっています。

不妊治療技術が高いアメリカでは、これまで自分の卵子では妊娠できなかった人、卵子がない為に妊娠できない夫婦でも、比較的高い確率で妊娠できます。
この技術力の高さから、安心してエッグドナーにもなれますし、自分の卵子摘出の後も、病院にまかせられます。

アメリカの医療技術の高さに対する信頼が厚い為に、卵子提供の努力が水の泡になることはほとんどないという信頼から、エッグドナー登録者も多いのですね。

その上、エッグドナーとして活動して副作用があっても、安心して病院に治療を任せられる点も、ドナーが多い理由となっています。
まだまだ法整備が整っていない日本でも卵子を希望する夫妻はいますから、卵子提供への意識の高い国との橋渡しもActOneの重要な役割です。

                                    

エッグドナーで女性ホルモン値が不安定でもいいの?

                                                                

エッグドナーさんのホルモン値について

エッグドナーに登録していて、いざ希望者が見つかった場合でも、その後の検査によってエッグドナー自身の女性ホルモンバランスが不安定だとわかった場合には、ケースによってはエッグドナーになれない可能性があります。

女性ホルモン値が不安定になる原因には、日ごろのストレスや、卵巣や子宮の機能に何らかの問題がある可能性があります。

ですから、例えエッグドナーとして卵子を提供しようとしても、その途中に打つホルモン剤がうまく働かず、卵子がきちんと作られない可能性があるのです。
これでは卵子提供できませんから、エッグドナーにはなれないわけですね。

さらに、女性ホルモン値に異常があったり、不安定である場合で、子宮や卵巣などの機能に異常がある場合、そのままホルモン剤を使って卵巣を刺激してしまうと、その機能障害をさらに悪化させ、エッグドナー自体の子宮や卵巣の機能を失う原因にもなりうるのです。

このような事態を防ぎ、エッグドナーにとっても卵子提供を受ける女性にとっても良い結果を導く為にも、事前に念入りなホルモン値の変化を血液検査などで観測し、不安定でないかをチェックされます。

そのチェックで問題がない場合に、正式にエッグドナーとして採用され、契約が結ばれるのです。

もし毎月の生理が定期的に来ない場合や、不安定な場合は、エッグドナーになる前に一度産婦人科を受診してみましょう。

生理の周期は、女性ホルモンのバランスに大きく左右されます。
また、20歳以上になったら、自分の体のことを知る為にも、基礎体温などを測り始めるのを習慣化すると良いでしょう。

生理周期が不安定だと感じている場合、基礎体温も不安定になります。そのデータをもって産婦人科を受診すると、どうして女性ホルモンが不安定なのかを知ることができる場合があります。

ストレスによる一時的に女性ホルモンバランスが崩れているのであればいいですが、慢性的な場合は、エッグドナー自身がドナーになる前に治療を受けなければならない状態である可能性もあります。
エッグドナーに興味はあるけれど、まず自分の女性ホルモンバランスが乱れていないかチェックする意味でも、基礎体温や生理周期を把握しておくと良いでしょう。

エッグドナーには排卵誘発剤などの女性ホルモンを注射するなどして、卵子を卵巣内で多く育てたり、排卵のタイミングを正確に知る為にhCG注射をするなど、ホルモン剤をたくさん使います。
これがきちんと機能する為にもホルモンバランスが整っていることは基礎的な前提なのです。

                                    

エッグドナーが自己負担しなければいけない費用はあるの?

                                                                

エッグドナーの自己負担額はあるのか

エッグドナーは基本的な経費については支払う必要はありません。

エッグドナーが卵子提供にかかわる諸経費として認められるのは、交通費や宿泊費、給与損失分の手当てなどを規定に従って領収書と引き換えまたは事前承認によって支払われます。

さらに、エッグドナーとして携わる中で受けるカウンセリング費用や医療費などは、卵子提供を受けたいと希望する夫妻の負担となるので、卵子提供をするに当たってかかった経費とみなされます。

さらに、契約を結んだ後のエッグドナーの渡航費や滞在費などはレシピエントがあらかじめ負担していることも多く、基本的にはチケットを渡されていて、自分が払っておく必要がないような卵子バンクもあります。

このほうが、飛行機の手配やホテルの手配の手間がなく、エッグドナーの負担は軽くなります。

さらに、卵子バンク側も、病院からのアクセスのよいホテルや、都合の良い時間に到着できる飛行機などを手配できるので、多くの場合エッグドナーが飛行機やホテル代を支払っておくようなケースはありません。

ちなみに、これらの費用は違反をせず、採卵まで至った場合は必ず支払ってもらえるので、卵子提供によって妊娠に至らなかったり、採れた卵子の数が少ない場合でも、きちんと支払われます。

ActOneではエッグドナーに登録の際にもきちんと説明がありますので、ご安心ください。

ただし、現地での観光ツアーに参加する費用や、レストランでの食事費用などは、基本的に自己負担となります。

さらに、お土産や免税店でのお買い物費用もすべて自己負担です。これは当然といえば当然ですが、卵子提供の為に必要なことではなくあくまで楽しむための費用ですから、このあたりは自己負担となることを覚えておきましょう。

さらに、領収書がないと請求できないケースもあるので、エッグドナーとして活動する為の交通費などの領収書は必ず取っておきましょう。

さらに、エッグドナーとしての役割を果たさず、契約に違反した場合は、卵子提供の為にかかったそれまでの費用なども、自己負担しなければならないので、注意が必要です。

エッグドナーとして責任のある行動をとり、採卵に無事至れるように努力しましょう。
契約違反となる項目には卵子バンクによって異なりますが、病院に遅刻したり、病院の診察を受けに来ないなど、採卵の為に必要な時に役割を果たさないことは、契約の違反となりますし、違反内容によっては採卵自体もできません。

このような違反があった場合には、それまでにかかった費用も請求できない場合があります。

                                    

エッグドナーが親権問題に発展することがあるの?

                                                                

エッグドナーさんには親権はあるのか?

エッグドナーからの卵子提供を受けた場合には、例え妊娠できたとしても後から卵子を提供した女性から「親権」を主張されるのでは・・・という親権問題の不安を抱える夫妻は多くいます。

このような親権問題の不安によって、卵子提供を希望していても、なかなか前に踏み出せない人もいるようですね。
しかし、ActOneでは前段階できちんと契約をし、決め事をしているので、その心配はありません。

親権問題について、きちんとした卵子バンクを挟み、契約を結んでいる場合、卵子提供を依頼して出産した女性が母親になる権利を持つことは決められています。

卵子を提供した女性は、確かに生まれてくる子どもとは遺伝的にはつながっていますが、母親としての権利は契約の時点で放棄している形となります。

卵子バンクがドナーを募集する際も、生まれてくる子どもに対しての親権もない代わりに、その子に関する責任もないことが明記されており、ドナーはそれに了承して、エッグドナーに正式に登録される流れとなります。

ですから、自分が産んでいるのに、遺伝的にはつながっている卵子を提供したエッグドナーが「親権問題」において有利になるということはありません。

ただし、子供が自分のアイデンティティを考え始めた時、どのような発想にいたるかというのは別の問題として、直面する場合があります。

現在では必須科目の理科・生物の授業で、「母親の卵子と父親の精子が結ばれて受精し、子供が生まれる」ということは、必ず習います。

そして、身の回りの子もそのようにして遺伝的なつながりのある両親に育てられているケースが多いので、現実を知った時に、その子がどう思うかは計り知れません。

このような時のためにと、日本初の卵子バンクであるOD-NETは、卵子提供をした遺伝的な母親に子供が希望すれば会えるという措置を取っていますが、提供を受ける側からするとそれは不安要素となりますし、子どももますます迷ってしまうのではないかという不安が残ります。

その為、多くの民間の卵子バンクは、法的にも整っていて問題の起こることが少ない海外の卵子バンクと同様、エッグドナーが卵子提供を受けた夫妻のことを知ることもできず、またその子どもに会うこともないという契約を結ばせる措置をとっています。

海外ではそのほうが問題が少ないとされています。

きちんと愛情をもって育った子どもは、産み育ててくれた親に必ず感謝し、卵子提供の事実も乗り越えていけるのではないでしょうか。
乗り越えるのは子ども自身ですが、現在では世界中の多くの子どもがその事実を乗り越えていることも忘れないようにしましょう。

                                    

エッグドナーの2回目経験で注意する点は?

                                                                

2回目のエッグドナーご協力者様

エッグドナーが2回目の卵子提供で注意したい点をいくつかご紹介しましょう。

エッグドナーをすでに体験しており、もう一度したいという想いでエッグドナーになるのは問題ありません。

ただし、初めての卵子提供の際とは異なり、いくつか問題がある場合もあります。
前回上手くいったからといって、2回目も何の問題もなく採卵できるかどうかは、100%ではないということを覚えておきましょう。

例えばOHSSを初めての時には発症しなかったのに、2回目では発症してしまうケースもあります。

OHSSとは「卵巣過剰刺激症候群」のことで、通常であれば5センチ未満の臓器である卵巣が、大量の卵子を育てることで膨れ上がり10センチなどに膨れることで腹水や胸水、嘔吐や不快感などにつながる症状のことを意味します。

OHSSになる場合というのにはある程度傾向があり、体質ともされているので、ほとんどの場合1度目のエッグドナー経験でならなかった人は、かからない場合が多いです。

しかし2度目の卵子提供プログラムで、卵巣を刺激する為に投与するホルモン剤の量を増やされている場合などには、前回はOHSSにかからなかったとしても、今回はかかってしまう恐れがあります。
1度目の卵子提供の際に卵巣刺激をする「排卵誘発剤」にある程度慣れてしまうと、その分少し強いホルモン剤を投与したりする場合があります。

その場合は、前回よりも卵巣へ刺激が強く伝わるので、OHSSになってしまう可能性があるのです。

さらに、2回目以降エッグドナーになる場合は、排卵誘発剤になれてしまっていて、前回ほど卵子が採れない可能性があることも、覚えておきましょう。

人間の体は体内に劇的な変化やバランスの乱れが生じたときにはそれに対応しますが、しばらくそれが続くと慣れてきます。
「排卵誘発剤」は強い効果を持ったホルモン剤ですが、それに子宮や卵巣、体が慣れてくると、卵子を必要以上に育てないような体質になる可能性もあります。

そうなった場合、前回は15個採れた卵子が10個などに減ってしまうケースもあります。

さらに、2回目の卵子採取が1度目からあまり時間的に空いていない場合、卵巣の機能が万全でない可能性があり、卵子採取の個数やタイミングなどに若干のずれが生じたり、排卵誘発剤を症状によっては途中でやめなければならないようなケースもあるようです。

エッグドナーは、このようなケースがあることも念頭に置きつつ、2回目の卵子提供プログラムに参加するようにしましょう。

ActOneではこのような2回目のエッグドナーの方へもご相談を親身にお応えするよう心がけ、不安なくエッグドナーのお仕事ができるように努めています。

                                    

エッグドナーが人権問題に発展する場合があるの?

                                                                

エッグドナーと人権問題について

エッグドナーとなること、そして卵子提供を受ける夫妻に、しばしばそれによって生まれた子どもの人権問題が叫ばれるケースがあります。

特に法整備が甘い日本では、エッグドナーからの卵子提供を受けた場合の妊娠や出産、その子供の人権について、明確な定義はなされていません。

民間の卵子バンクが開設され、年々利用者が増える中、できるだけ早期の法整備が求められています。

法整備がなされていない日本では、卵子提供による問題が何かと多くなります。
特に大きいのが人権問題だと言われています。

例えばですが、「卵子を提供した女性と、実際に出産した女性のどちらがその子の親か?」という疑問について、明確に定義する法律は、日本にはありません。

自民党では卵子の提供があった場合や代理出産の場合には産んだ女性が母親であるとする特定法案を提出しようと目指している状態ですが、それも成立はしていません。

卵子提供を受けた場合、その子の人権問題も大きな課題がある状態です。例えば、現在の精子提供により生まれた子供の場合、遺伝上の父親を知ることができず、それが将来的に、子どものアイデンティティを脅かして深く悩ませる事態も起こっています。

同様に、卵子を提供されて妊娠に至り、生まれてきた子どもからすると、産んでくれた親をどんなに愛していても、自分の遺伝の源がどこにあるのかを知りたいという欲求が出てきても不思議ではないのです。

基本的に民間の卵子バンクの場合は、相手のことを知り合うことはできず匿名で、子どもは将来的にも遺伝的に本当の母親を基本的には知ることができません。

しかし日本国内の卵子提供に関する卵子バンクOD-NETでは、子供が希望した場合には、エッグドナーが子どもに会うこともできます。しかし、これも物議をかもしており、実際には会えることが良いこととは言い切れません。

その他にも子ども自身が受けられる権利などに関して、法的地位が守られるのかが定かではなく、卵子提供によって生まれた子ども、そして産みの両親、卵子を提供した女性の人権保護が行き届かない恐れがあります。

さらに、卵子提供に関しては日本ではまだ理解されづらい状況で、偏見もあります。日本でも卵子提供によって生まれる子どもは徐々に増えてきています。

その子供たちの未来のためにも、卵子提供による子供の人権やその親の人権、エッグドナーの人権をきちんと確定し、偏見や間違った情報なども徐々に払しょくしていくことが、今後の日本の人権問題における課題だと言えるでしょう。

ActOneでは契約時に双方の権利についてもわかりやすく説明いたしております。ご不安な場合にはどうぞお声がけください。親身になってお応えさせていただきます。

                                    

エッグドナー提供を希望する無料相談会は東京で開かれています

                                                                

東京でエッグドナーについての無料相談

エッグドナーからの卵子提供を希望する夫妻は、東京での無料相談会などを利用することができます。

仲介業者や卵子バンクによっても、開催日や開催の有無は異なりますが、東京では比較的頻繁にエッグドナーを求める夫妻の為の無料相談が開かれているようです。

ActOneも無料相談会はもちろん、フリーダイヤルで気軽な相談を受け付けています。
無料相談と一言に言っても様々な種類があります。

大勢で講義を受けるような形で、まずは卵子提供の入り口の解説があるような無料相談もあります。

一方で、個別にそれぞれの夫妻の希望を聞き、それにあったプランニングを提案してくれる個別の無料相談も実施されることがあります。

まず「卵子提供ってそもそも何?」「エッグドナーって何なの?」などという段階の人は、基礎的な内容を講義してくれるような大勢で受ける無料相談でも良いでしょう。

しかし、夫妻ごとに事情は異なり、また卵子提供に費やせる金額・予算なども異なりますから、より深い話までしたい人は個別の無料相談がベストですね。

残念ながら、日本国内ではやはり東京での開催が多く、それ以外の地域ではあまり頻繁に無料相談を受ける機会はないようです。エッグドナーからの卵子提供に興味があるけれど、どのようにして知ればいいかわからない人、相談したい人は、日程を合わせて東京に来て、相談するのが良いでしょう。

もしタイミングよく地域で開催される卵子提供の無料相談が受けられる場合は、予約してみても良いですが、どのような卵子バンクや仲介業者が提供するものかはチェックして訪れるようにしましょう。

東京で無料相談を受ける際には、自分の不妊の履歴がある程度わかるものがあると良いでしょう。
というのも、卵子提供を受けることによって無事妊娠できるかは、その不妊の傾向によって異なるからです。

例えば、理由がわからないままの不妊である場合は、自分の卵子もきちんと育つ可能性をまず探る必要があります。

卵子提供を受けても、卵子自体には問題がなく、その他の要因で妊娠できていないようであれば、エッグドナーから卵子を提供されても、上手く受精し、着床して妊娠できるかどうかはわからないからです。

無料相談では、卵子提供を受けることで、妊娠の可能性が上がるケースがどのようなケースかを知っているコーディネーターがいますから、より具体的な相談ができるように、現在の不妊治療の状況を伝えましょう。

具体的には何年間どのような不妊治療を受けていて、現状ではどこに問題があるための不妊だと医師の診断があったかなどをまとめておくと良いでしょう。

                                    

エッグドナーさんが排卵に失敗した場合について

                                                                

排卵に失敗した場合の対応について

エッグドナーが排卵に失敗した場合は、それまでの経費などはもちろん払われ、その後のスケジュールが中止となります。

この場合は仲介業者から、卵子提供を希望していた夫妻にそのことが告げられ、他のエッグドナーを代わりに紹介するなど、次のステップが案内されます。

しかし、その場合も1からまた始めるようになるので、それに対して深い絶望感を持つ夫妻も少なくはありません。

エッグドナーが排卵に失敗する場合とは、様々なケースがあります。例えば毎日打たなければならない注射を欠かしてしまった場合は、卵子がきちんと全て育たない可能性があり、卵子提供が中止になる場合があります。

さらに、エッグドナーが採卵日の38時間前に注射しなければならないホルモン剤の注射を忘れていて注射しておらず、排卵のタイミングがつかめずに採卵できなくなるケースなど様々です。

この注射の時間のタイミングなどがずれたり、忘れたりしてしまうと、排卵直前のタイミングで採卵できないか、または排卵をすでに終えてしまい、採卵できないなどの事態をなってしまいます。

エッグドナーはこれらの失敗がないよう、毎日の注射、時間指定のある注射を的確にこなす必要があります。

その他にも、体調が悪くなるなどでホルモン剤の注射を続けられない場合などは、その段階からスケジュールは失敗となり、卵子提供は行われません。

エッグドナーが排卵に失敗するなどして、採卵がうまくいかなかった場合や、途中で断念する場合でも、基本的にはエッグドナーを選んだ卵子提供を希望する夫妻が、それまでの経費などを支払わなければなりません。

こうなると、夫妻からすると「卵子の提供も受けられないのに、多額の費用負担がある」という状況となります。
ですから、エッグドナーを選ぶ際は、慎重にならなければならないのです。

ホルモン剤を注射する手法などは人工的ではあるものの、「卵子を育てる」ということはあくまで子宮の機能が自然的に行うものです。

ですから、きちんと注射を続けても、思ったようにことが運ばない場合もあるのです。
卵子提供を受けるということや、エッグドナーとなることは、ドナーとなる人の体の可能性を信じるということであり、100%期待できる結果ではないということを承知の上で実施しましょう。

その為にも人為的なミスによる排卵失敗は避けるようにしなければなりません。
医師の指示を守り、エッグドナーは責任をもって採卵の日を迎えましょう。

ActOneではこのような失敗が起こらないよう、エッグドナーのストレスを軽減し、面談も念入りに行っています。

                                    

エッグドナーの口コミに書かれることの多い注意点とは?

                                                                

エッグドナーの口コミ注意点

エッグドナーが広く募集されるようになり、さらに技術の進歩で需要も高まってますます供給の幅も広がっている中、ネット上の口コミサイトなどでの書きこみも増えています。その中でよく見られる口コミに書かれた注意点などをいくつかご紹介しましょう。

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まず、一番良く見られるのが「お金目的ではできない」という注意点を喚起した口コミです。
確かにエッグドナーは、海外に無料で行ける上に、現地でも手厚い生活保護を受け、謝礼も決して安いものではありません。

しかし、多くのエッグドナーが営利目的ではなく、最終的には「私の卵子で少しでも夫妻が希望を持てるなら」という奉仕の精神に至っています。エッグドナーの仕事は大変なことや、時間が多大に拘束されるようなものではありません。

しかし、自分の子宮や卵子と向き合い、毎日の注射など自分の体自身と向き合っていく役割です。その為、お金だけを目的に行っていると、途中で嫌になったり、諦めてしまったりするような無責任な感情が湧いてきてしまうのです。

しかし卵子提供を希望する夫妻からすると、多額のお金を払い、経費もすべて払っているのに、途中でエッグドナーが投げだしてしまっては、もう希望がそれ以上持てない絶望的な状態になってしまいます。

もちろんこの場合もすぐに代わりのエッグドナーを手配するように仲介業者などが万全のケアを行いますが、夫妻からするとそれまでの苦労や希望は水の泡というわけで、また1から始めることになります。

エッグドナーは、体力的に大変な仕事というよりは、多くの希望をしょっている役割を担っているので、そのプレッシャーに負けない、強い奉仕の精神が必要なのです。

その為、エッグドナー側の口コミには、「現地ではいろいろ大変なこともあったけれど、レシピエント(卵子提供を望む夫妻)がそれで少しでも妊娠の可能性を切り開けるならと思って」などと書きこまれていることが多いです。

エッグドナーにこれからなりたいという人は、このような注意点にあるように、決して営利目的だけではなく、メンタル面を支える強い意志が必要です。

さらに、口コミなどで良く見られる注意点としては、日ごろの体調管理についても書かれています。卵子提供をしようと思うまでは、あまり生活習慣を気にしていなかった女性も、エッグドナーとなることで普段の自分の生活を見直せたというものです。

このような向上心をもって取り組むと、エッグドナーという役割は、ドナー自身にとっても有意義なものとなるでしょう。
ActOneはエッグドナーが卵子を安心して提供でき、ご希望する夫妻も安心して卵子を受け取れるシステムがあり、不安なくプログラムを受けられます。

                                    

エッグドナーに起こりうる副作用OHSSって何?

                                                                

エッグドナーに起こりうる副作用には、OHSSというものがあります。

OHSSとは「卵巣過剰刺激症候群」のことで、排卵誘発剤などにより過剰な卵巣刺激が行われた際に、起こりうる副作用です。
使われる薬の種類によっては、半分以上の人がこの症状を発症するリスクのある方法もあります。

エッグドナーは、通常であれば卵巣内で最後まで育つ卵子が1つであるのに対し、たくさんの卵子を卵巣内で育てる為に、特別なホルモン剤を注射します。

それが排卵誘発剤です。これを受けると、卵巣がたくさんの卵子を育てて、多い人では卵巣内で15~20個の卵子が育ちます。しかし、当然ながら卵巣内で通常であれば1つしか育たないものがたくさん育つと、卵巣が膨れます。

過剰な刺激を受けた卵巣はもともとは5センチほどの大きさなのに対し、10センチほどに腫れあがるのです。
特に18~35歳は卵巣への刺激に影響を受けやすいので、その分卵子もたくさん採れますが、排卵誘発剤への反応がいいのでOHSS発症リスクが高いといわれています。

OHSSの副作用を発症した場合、卵巣が腫れることで腹水が溜まる症状が出ます。
これにより下腹部に違和感があったり、重たく感じたり、痛いと感じる場合もあります。

さらに、腹水が内臓を圧迫するので、吐き気が起こる可能性があります。気持ち悪いと感じるだけでなく、実際に食べたものを吐きだしてしまう恐れもあるので、採卵からしばらくは内臓に無理をさせないようにする必要があります。

さらに、必要な場所に水分が足りない、尿が少なくなり脱水症状のようになる場合もあります。このような症状も悪化していくと重症化していくので、医師にすぐに相談し、指示に従いましょう。

万が一OHSSになった場合は、腹水を取り除いたり、水分が足りない血液の質を改善させるための治療を行った後は、自分の体が回復するのを待つようになります。

薬を飲んでそれで治るというものではなく、ある程度の時間をかけてゆっくり体調を整えていくという形ですね。OHSSになったとしても、それはずっと続くものではないので、治れば子宮も機能を取り戻し、もちろん妊娠も通常通りにできます。

ただし、OHSSになっている間にエッグドナー自身が妊娠するようなことがあれば、ホルモンバランスに悪い影響を与え、あまり芳しくない妊娠状況になる可能性があります。

ですから、エッグドナーで副作用によりOHSSを発症した場合は、しばらく安静にし、セックスなどは医師からOKが出るまでは行わないようにしましょう。