エッグドナー検査について
不妊に悩むご夫婦は、どんな方法でも可能性があるのであれば試してみたいと思うものです。
不妊治療を繰り返してもなかなか妊娠せず卵子の状態が悪くなってしまった時の方法のひとつに、卵子提供というものがあります。
女性は生まれた時にすでに100万から200万の卵母細胞(卵子のもととなる細胞)を持っています。
この卵母細胞は年と共に減り続ける特徴があり、思春期の頃には30万個ほどにまで減ってしまうと言われています。
そのまま卵母細胞が減り続けると、40歳を迎える頃には5000個以下に激減してしまうのです。
同時に、年齢を重ねるごとに卵子が老化して受精や着床をしづらくなってしまうこともあり、妊娠しづらくなってしまうのです。
そのようなことが理由で妊娠しづらくなってしまった女性に卵子を提供し、妊娠の可能性を高めてあげるのがエッグドナーの存在です。
卵母細胞は20代の頃にはまだ10万個前後はあります。
しかも卵子も老化していないので受精、着床をしやすく、妊娠しやすい良好な状態にあるというわけです。
エッグドナーになろうと思ったら、まずは健康面を中心にいくつかの条件をクリアする必要があります。
20歳から30歳ぐらいまでの女性で、心身共に健康であること。
ボランティア精神にあふれ、責任感が強いこと。
喫煙していないこと。
遺伝的疾患や性病を含む感染症にかかっていないこと。
薬物やアルコール依存症でないこと。
これらの条件がエッグドナーに求められます。
更にエッグドナーに必要な検査がいくつかあります。
必要な検査
①B型肝炎・C型肝炎・HIV・梅毒・クラミジアなどの感染症検査
②アンチミューラーホルモン・卵巣刺激ホルモン・黄体化ホルモンのホルモン値検査
③血液型
④卵巣機能
⑤卵胞数
⑥子宮頸がん検査など。
これらの検査は事前検査となるため、海外に渡らず日本国内のクリニックで受けることができます。
検査結果はActOneが提携している海外のクリニックに報告され、卵子提供のためのエッグドナーとして受け入れの可否を判断してもらいます。
エッグドナーとして受け入れが決まれば、渡航日程を調整します。
渡航前からエッグドナーの方は葉酸サプリを摂取することになります。
葉酸は胎児の機能生成に必要な成分なので妊娠前から摂取することがすすめられています。
当社のスタッフが卵子提供のエッグドナーとして自覚を持っていただけるよう、きちんとサポートをしてまいります。
数々の検査から渡航まで、慌ただしい日が続きますが、不安なことや疑問に思ったことはなんでもスタッフまでご相談いただくよう、体制を整えております。