エッグドナーに選ばれる仕組み

                                                                                                  

加齢や体質、病気などのために自身で健康な卵子を排卵することができず、卵子提供による体外受精を望むご夫婦は年々増加しています。

しかし、健康な卵子を望んでも自分自身で卵子を提供してくれる方を見つけ出すのは困難です。

さらに卵子提供者となる方の遺伝子は、治療によって産まれてくる我が子へと引き継がれるのですから提供者となる方の外見や健康状態、能力や性格に至るまで、その人を成すすべての要素に対して条件をつけたいと考えるのは自然でしょう。

しかしそうなると、ご希望に合う卵子提供者を自力で探し出すのは不可能に近くなってしまいます。
そういった方々のために存在するのが、エッグバンクや卵子提供プログラムの斡旋業者です。

エッグバンクは、エッグドナーと呼ばれる卵子提供者と卵子の提供を望むご夫婦とを仲介する組織です。

卵子提供プログラムの斡旋業者は、エッグドナーだけでなく体外受精を行っている海外のクリニックと提携して、エッグドナーの紹介からメディカルツアーの企画・運営、治療中の各種サポートなど卵子提供による体外受精をトータルでサポートします。

ActOneはこの斡旋業者で、エッグドナーさんの仲介も行っています。

エッグバンクも卵子提供プログラム斡旋業者も、エッグドナーとして選定される仕組みは同様です。
まず、エッグドナーとして応募があったら、エッグドナーとしての条件を満たしているかがチェックされます。

卵子提供プログラムでは健康で良質な卵子を使用する必要があるので、エッグドナーになるには年齢や病歴の有無などいくつかの条件があります。

条件を満たしていれば、エッグドナーとして登録することができます。

その際、詳細なプロフィールの提出が求められます。先述したとおり、エッグドナーの容姿や能力、性格は治療によって生まれてくるお子様に遺伝する可能性が高いため、治療を受ける患者さんはエッグドナーのプロフィールを見て、条件にあるドナーさんを選定するのです。

そのため身長・体重・視力や聴力はもちろんのこと、歯科矯正や美容整形の有無、得意科目や家族構成など非常にプライベートな情報まで提出を求められます。

これらの情報を見て、患者さんは第5希望までエッグドナーを選定します。その中から、卵子提供プログラムが実施される海外の都市での採卵にスケジュールの調整が可能な方、また採卵に適した体調である方がエッグドナーとして正式に決定されます。

上位の候補者がスケジュールをあわせられなかったり、採卵に適した体調で無かったりする場合には次の候補者が選ばれます。