エッグドナーで女性ホルモン値が不安定でもいいの?

                                                                                                  

エッグドナーさんのホルモン値について

エッグドナーに登録していて、いざ希望者が見つかった場合でも、その後の検査によってエッグドナー自身の女性ホルモンバランスが不安定だとわかった場合には、ケースによってはエッグドナーになれない可能性があります。

女性ホルモン値が不安定になる原因には、日ごろのストレスや、卵巣や子宮の機能に何らかの問題がある可能性があります。

ですから、例えエッグドナーとして卵子を提供しようとしても、その途中に打つホルモン剤がうまく働かず、卵子がきちんと作られない可能性があるのです。
これでは卵子提供できませんから、エッグドナーにはなれないわけですね。

さらに、女性ホルモン値に異常があったり、不安定である場合で、子宮や卵巣などの機能に異常がある場合、そのままホルモン剤を使って卵巣を刺激してしまうと、その機能障害をさらに悪化させ、エッグドナー自体の子宮や卵巣の機能を失う原因にもなりうるのです。

このような事態を防ぎ、エッグドナーにとっても卵子提供を受ける女性にとっても良い結果を導く為にも、事前に念入りなホルモン値の変化を血液検査などで観測し、不安定でないかをチェックされます。

そのチェックで問題がない場合に、正式にエッグドナーとして採用され、契約が結ばれるのです。

もし毎月の生理が定期的に来ない場合や、不安定な場合は、エッグドナーになる前に一度産婦人科を受診してみましょう。

生理の周期は、女性ホルモンのバランスに大きく左右されます。
また、20歳以上になったら、自分の体のことを知る為にも、基礎体温などを測り始めるのを習慣化すると良いでしょう。

生理周期が不安定だと感じている場合、基礎体温も不安定になります。そのデータをもって産婦人科を受診すると、どうして女性ホルモンが不安定なのかを知ることができる場合があります。

ストレスによる一時的に女性ホルモンバランスが崩れているのであればいいですが、慢性的な場合は、エッグドナー自身がドナーになる前に治療を受けなければならない状態である可能性もあります。
エッグドナーに興味はあるけれど、まず自分の女性ホルモンバランスが乱れていないかチェックする意味でも、基礎体温や生理周期を把握しておくと良いでしょう。

エッグドナーには排卵誘発剤などの女性ホルモンを注射するなどして、卵子を卵巣内で多く育てたり、排卵のタイミングを正確に知る為にhCG注射をするなど、ホルモン剤をたくさん使います。
これがきちんと機能する為にもホルモンバランスが整っていることは基礎的な前提なのです。