エッグドナーさんが排卵に失敗した場合について

                                                                                                  

排卵に失敗した場合の対応について

エッグドナーが排卵に失敗した場合は、それまでの経費などはもちろん払われ、その後のスケジュールが中止となります。

この場合は仲介業者から、卵子提供を希望していた夫妻にそのことが告げられ、他のエッグドナーを代わりに紹介するなど、次のステップが案内されます。

しかし、その場合も1からまた始めるようになるので、それに対して深い絶望感を持つ夫妻も少なくはありません。

エッグドナーが排卵に失敗する場合とは、様々なケースがあります。例えば毎日打たなければならない注射を欠かしてしまった場合は、卵子がきちんと全て育たない可能性があり、卵子提供が中止になる場合があります。

さらに、エッグドナーが採卵日の38時間前に注射しなければならないホルモン剤の注射を忘れていて注射しておらず、排卵のタイミングがつかめずに採卵できなくなるケースなど様々です。

この注射の時間のタイミングなどがずれたり、忘れたりしてしまうと、排卵直前のタイミングで採卵できないか、または排卵をすでに終えてしまい、採卵できないなどの事態をなってしまいます。

エッグドナーはこれらの失敗がないよう、毎日の注射、時間指定のある注射を的確にこなす必要があります。

その他にも、体調が悪くなるなどでホルモン剤の注射を続けられない場合などは、その段階からスケジュールは失敗となり、卵子提供は行われません。

エッグドナーが排卵に失敗するなどして、採卵がうまくいかなかった場合や、途中で断念する場合でも、基本的にはエッグドナーを選んだ卵子提供を希望する夫妻が、それまでの経費などを支払わなければなりません。

こうなると、夫妻からすると「卵子の提供も受けられないのに、多額の費用負担がある」という状況となります。
ですから、エッグドナーを選ぶ際は、慎重にならなければならないのです。

ホルモン剤を注射する手法などは人工的ではあるものの、「卵子を育てる」ということはあくまで子宮の機能が自然的に行うものです。

ですから、きちんと注射を続けても、思ったようにことが運ばない場合もあるのです。
卵子提供を受けるということや、エッグドナーとなることは、ドナーとなる人の体の可能性を信じるということであり、100%期待できる結果ではないということを承知の上で実施しましょう。

その為にも人為的なミスによる排卵失敗は避けるようにしなければなりません。
医師の指示を守り、エッグドナーは責任をもって採卵の日を迎えましょう。

ActOneではこのような失敗が起こらないよう、エッグドナーのストレスを軽減し、面談も念入りに行っています。